とにかく自信のない普通のパート主婦だった私
起業する前の私は、いつも自信がなく
どこにでもいるような普通の主婦でした。
お菓子作りは好きだけど、垢抜けず素人まるだし。
SNSでお菓子作りが得意なママ友の手作りおやつ写真を見るたび
コンプレックスで心がザワザワしていたのです。
「私もみんなからすごい!と言われるお菓子が作りたい」
でも、当時は自分のことにお金や時間を割くのも勇気がいり
その一歩を踏み出すことができませんでした。
これは自分の自己肯定感の低さによるものなのですが
お菓子教室の体験レッスンの受講を
一年も悩み続けるほど
自分のやりたいことを出来なかったのです。
お菓子教室に通うことで自信がついた!
さて1年も悩んで始めて参加したお菓子教室は、たまたま「自宅教室」でした。
普通のおうちのリビングでのレッスン。
初めてつくったロールケーキは
それはそれは美味しくて見た目も綺麗で
心の底から嬉しかったのを覚えています。
まさか私がこんな素敵なスイーツを作れるなんて!!
感動した私はそれから毎月通うことを決めました。
と、同時に
「おうちで教室ができるんだ!
先生は通勤時間がないなんていいな~
でも好きなことを仕事にできるのなんて選ばれた人しか無理だよね」とぼんやり思ったのを覚えています。
人生を変えたアイシングクッキーとの出会い
ケーキやスイーツが作れるようになった私は
子供の誕生日にキャラケーキを作りたくて
チョコペンでキャラクタープレートを作りました。
子供には内緒にしたいので、夜中にこっそり起きて作るのですが
これがなかなか大変!!
一睡もせず作り上げたのはいいのだけど
誕生日当日は眠すぎて子供にいらいらしてしまう始末。
これじゃ本末転倒ですよね。
もっと他に簡単で可愛い作り方はないか?とネットを見ていたら
そこで運命の出会い「アイシングクッキー」を見つけます。
「なんて可愛いの!!
しかもクッキーなら日持ちもするし、プレゼントにもぴったり!
私もこんなクッキーが作れるようになりたい!!」
と、その日から毎日アイシングクッキーの画像ばかり見て
憧れのため息をついていました。
やっぱりどう考えてもアイシングクッキーを習いたい。
でも、どうせ習うなら基礎からしっかり学ぶために
JSA(日本サロネーゼ協会)のアイシングクッキー認定講座を受講したい。
お菓子教室をきっかけに
少し自信と行動力のついた私でしたが
資格講座となるとレッスン料が10万超え。。
ただの趣味に10万円。。。
やりたい、でも高い、でもやりたい、
でもきっと子供のお迎えが間に合わないよね
でもきっと不器用だから止めといた方がいいかもね
私はまた自分を納得させるための言い訳を考え
ずるずると半年もの時間が経過します。
だけど毎日毎日アイシングクッキーへの想いは募るばかり。
ちょうど私のお誕生日の日からスタートする講座を見つけ
「今年の誕生日はこの講座を受けたい」とやっと申し込むことが出来たのです。
そしていよいよ念願のアイシングクッキー講座!!
だったのですが・・・・
「本当にこれでよかったのか・・10万も使ってしまってよかったのか・・
それなら子供に何か買ってあげた方がよかったんじゃないか・・・」と悩み
「しかも休みの日に丸一日子供を旦那に預けて
家族に迷惑をかけてまですることなんだろうか・・・」と、
せっかく学べることになったのに
私は、嬉しさよりも罪悪感でいっぱいになってしまったのです。
罪悪感が感謝に変わった瞬間
そんな罪悪感いっぱいのままスタートした認定講座ですが
いざ受講してみたら・・・そんな悩みは杞憂に終わりました。
とにかく「めちゃくちゃ楽しい!!」
作ってる間もすごく楽しくて、出来上がった可愛いクッキーも嬉しくて
1日があっという間で、心の底から幸せな気持ちになったのです。
そして、私の罪悪感は家族への感謝に変わりました。
講座を受講させてくれて
一日子供を見ててくれた主人
そして、帰りを待っててくれた子供たちに
感謝の気持ちでいっぱいになったのです。
かえってすぐ
いつもならきっと「一日家あけてごめんね」と言ってた私が
この日はごめんねよりも先に
「ありがとう」と、言う言葉が出てきたんですね。
「楽しかったならよかった!」と
笑ってくれた主人と子供達に
私が嬉しいと家族も嬉しいんだ。
ということを心から実感したのです。
シャンパンタワーの法則とは
突然ですが「シャンパンタワーの法則」って知ってますか?
シャンパンタワーの法則とは
1番上のグラスを「自分」
2段目を「家族」
3段目を、「友達や仲間」
4段目を、「知らない人・世間」
と見立てていきます。
この時シャンパンは一番上から注ぐことにより、次へ次へ満たされていき
シャンパンタワーが完成します。
2段目や3段目から注ぎだすと一番の上の私はからっぽ。
これは、「家族のために私さえ我慢すれば」という自己犠牲を表します。
アイシングクッキー認定講座を受講するまでの私はまさにこれだったのです。
誰に頼まれたわけでもないのに
無意識のうちに「家族のために」「私が我慢すれば」と思っていて
家族が笑顔でもなんだか私自身はいつも満たされなかった。
そりゃそうですよね。
一番そばにいるはずの「私」が「私の気持ち」をほったらかしにしてるんですもん。
アイシングクッキーに出会って私は技術以上に
私が「私の気持ち」を大事にすることの大切さを学びました。
と、同時にシャンパンタワーのように
下からみんなに支えてもらってることにも気づくことが出来たのです。
好きなコトがあると、毎日が満たされる!
アイシングクッキー認定講座のレッスンはたったの3日間。
隔週で通うことにしたので
レッスンのない日は自宅での復習です。
ただでさえパートはあるし、
子供が小さくて毎日忙しいのに
復習の時間なんて持てないと思っていました。
でも、それは違って
好きなコトのためなら、人は時間を作ろうとするんですよね。
家事も終わらせて余計なスマホも見ることなく
アイシングクッキーの時間を作るようになりました。
しかも今までみたいにいやいや家事をするわけじゃなくて
早くアイシングクッキー作りたい!!
という気持ちでする家事はやる気も全然違うんですよね!!
洗い物の最中に、鼻歌までうたっちゃうくらい毎日がご機嫌で
主人にも「アイシングクッキー習ってからいつも笑顔やね」と言われたのです。
もう残りの人生にさして期待してなかった私は
「繰り返しの毎日がこんなにもキラキラ輝きだすなんて
好きなことのパワーってすごい!!」
と今まで趣味がなかった私は
改めて「好きな事をする」ことの大切さを実感したのです。
たかが習い事・・・だけど確実に私の人生のターニングポイントでもあるのです。
次回の記事は「好きなコトで起業しよう!」と決めた私の気持ちを書いています。
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